起立性調節障害といじめ

起立性調節障害の子供は、いじめに遭う可能性が大きいです。実際に、このHPをご覧になっているお子様、又は親御さんのお子様も、学校でいじめに悩んいるかもしれません。今回は起立性調節障害といじめについてお話をさせて頂きます。

いじめられやすい性格

起立性調節障害の子供は、もともと相手に失礼な事をされても、怒りの感情を抑えてしまう性格傾向にあります。そうした大人しいタイプの性格の人が、いじめの対象となってしまう訳です。しかも本人は、不当な事を言われたり、されても言い返す事が出来ないので、ストレスが溜まってしまう訳です。そのストレスが起立性調節障害の原因になってしまいます。

いじめの原因

起立性調節障害の人は毎朝のように、めまいや頭痛、立ちくらみなどの症状の為に、遅刻や欠席を繰り返すようになります。するとクラスの中で、目立ってしまう訳です。そして起立性調節障害の子供の性格は、ガキ大将の様なタイプは少なく、だいたい先程も書いたように、大人しくて、感情や言いたい事を抑えてしまうタイプの子なのです。そうした普段から大人しくて、何を言っても言い返して来ない子が、遅刻や欠席を繰り返していると、周囲のいじわるな子達は、からかってやりたい気分になる訳です。

いじめで起立性調節障害が悪化

ただでさえ起立性調節障害の子供は、毎朝、具合いが悪いのに、そこに更に学校でいじめられるようになったら、余計に起立性調節障害の症状を悪化させてしまいます。と言うのは、ストレスが一番よくないからです。いじめというストレスが余計に自律神経を悪化させて治りにくくなるのです。しかも子供は言い返す事が出来ずに、ただ毎日、ビクビクと怯えながら、起立性調節障害といじめの苦痛の二重の苦しみを抱えながら学校に行く事になるので、本当に地獄でしょう。

起立性調節障害 いじめ

いじめに気づいて上げる事

もし起立性調節障害の子供がいじめられてるならば、親御さんや学校の先生がいじめに気づいてあげる事が大事なのです。と言うのはもともと、いじめられてる子供は、親や先生に助けを求めない事が多いのです。それは報復を恐れているからでしょう。しかし助けを求めないままだと、いめてる側はそれを言い事に、どんどんエスカレートしていきます。だから起立性調節障害の子供自身も勇気を持って、親や先生にいじめられてる事を告白すべきなのです。告白しないと周りの大人たちも、気づかない事があるからです。

無理に学校に行かせない

もし起立性調節障害の子供が、いじめられるの嫌で「学校に行きたくない」と言ってるならば、本人の意見を尊重して無理に行かせるべきではないと思います。もし本人が行きたくないと言ってるのに、親が無理に行かせるような圧力をかけたら、起立性調節障害子供は学校と家庭の板挟みで、もう逃げ場が無くなってしまうので辛いのです。子供にとっては学校は地獄な訳ですから、せめて家庭の中だけは安らぎの場であって欲しいものです。世の中には、いじめが原因で自殺する子供が後を絶ちません。そうした視点からも、学校は命をかけてまで行く必要はないと思います。

他の道もあるという事

今は昔と違って何がなんでも学校だけは行けという風潮ではありません。私が子供の頃は、そうでしたが今は、だいぶ違うようです。フリースクールもあるし、通信制の高校も多く存在してます。そこは本人と相談しながら本人の希望を尊重しながら決めると良いでしょう。

起立性調節障害の治し方

さて例え、いじめ問題が解決したとしても、起立性調節障害が治らないと結局は、学校へ行く事ができないままになってしまいます。だから、いじめとは別に、まずは起立性調節障害を治さないといけません。そこで遠藤自律神経研究所は、薬を使わないで自律神経を調整する方法で起立性調節障害を改善させております。