起立性調節障害の人は性格的にストレスを溜めこみやすい傾向にあります。だから人一倍、ストレスを感じやすいのです。そうした性格が起立性調節障害の原因になってしまってるのです。
起立性調節障害になりやすい性格
起立性調節障害になりやすい子は、真面目で完全主義で神経質な子が多いです。また怒りたい事や言いたい事があっても、つい抑えてしまう性格傾向もあります。いわゆる「よい子」と言われる性格が、起立性調節障害の子供には多いのです。
真面目で完全主義な性格
起立性調節障害の子供は真面目な性格の子が多いです。勉強も子供の頃からよく頑張ってる事もあります。何事においても努力家なのです。しかも完全主義なので、テストで99点を取っても、残りの1点の為に劣等感を感じてしまいます。すると起立性調節障害の人は、常に不完全さと劣等感に悩み、内心は非常に不安なのです。だからとてもストレスを感じやすい性格なのです。だから起立性調節障害の人は、何事も100点じゃなくても80点を取れれば、それで合格だと思う柔軟さが必要です。その方がストレスを感じなくて済むからです。
言いたい事を抑えてしまう性格
起立性調節障害の人は、いわゆる「よい子」と呼ばれる性格の人が多いです。つまり怒りの感情や、言いたい事を遠慮して抑え込んでしまう性格です。しかしこうした事は非常にストレスが溜まりやすいのです。何故なら誰かに、不当な事をされたのに、正当な怒りの感情や言動を無理に抑えてたら、後になって、ゆううつな気分に襲われるからです。こうした事を起立性調節障害の人は、日常的に繰り返しているのです。だから知らず知らずの内に疲れてしまうのです。それに相手に失礼な事をされても黙ってると、いじめのターゲットにされてしまい、余計に心にダメージを受ける事になってしまいます。
以下に10個の質問があります。その中で5個以上、当てはまる場合は、いわゆる「よい子」の傾向があり、ストレスが溜まりやすいと言えます。起立性調節障害の人は、5つ以上あてはまる事が多いと思います。
・思ってる事を口に出せない
・人から気に入られたい
・遠慮がちで消極的な性格
・自分の考えより妥協する事が多い
・他人の顔色や言動を気にする
・辛い時は我慢する事が多い
・他人の期待に応える様に頑張り過ぎる
・自分の感情を抑えてしまう方だ
・劣等感が強い方だ
・断りたくても「NO」と言えない性格
言うべき事は言うようにしよう
起立性調節障害の人は正当な怒りの感情や、言動を無理に抑えてしまう事が多いので、それで疲れてしまうのです。そうした性格が起立性調節障害の原因になってますので、今度から少しずつ、自分の言いたい事は言うようにしましょう。それだけでも気分が楽になるものです。