起立性調節障害と登校刺激

登校刺激とは学校に行きたがらない子供に対して、「学校に行きなさい」と言うなどして、登校させる働きの事を言います。しかし起立性調節障害の子供に対して、この登校刺激は逆効果になる事が多いので注意が必要です。ここでは学校を休みがちな起立性調節障害の子供と、登校刺激についてお話をさせて頂きます。

逆効果になる登校刺激

不登校にも種類があります。例えば単なる怠けで不登校を起こしているならば、叱咤激励する登校刺激も効果的でしょう。しかし起立性調節障害は怠けではなく、ちゃんとした病気なのです。だから本人は学校に行く気はあるのに、朝になると具合いが悪くなってしまい、それで仕方なく休んでいるのです。そんな状態の子供に、登校刺激は逆効果になります。なぜなら、登校を焦らせると、それがストレスになるからです。起立性調節障害の子供にとって、ストレスは悪化の原因になります。だから「明日は学校に行ってね」という言葉は、子供に余計なプレッシャーをかけるので言わないようにする必要があります。例え声を荒げないで優しい口調で言ったとしてもです。

親は動揺をあらわにしない事

大切な我が子が起立性調節障害の為に、学校に行けなくなってしまったら動揺する親御さんも多いでしょう。特に母親は、つい子供の前で泣いてしまうかもしれません。しかしちょっと待って下さい。そうやって泣かれる事が、子供にとって大きなストレスになります。「自分のせいで家庭の中が暗くなってしまった」と自責の念を抱かせてしまいます。とにかく親が感情的になったりして、「早く治して、学校に行って」という登校刺激のセリフは言わないようにしましょう。親御さんにとっては、言いたくても言えないというストレスを感じると思いますが、そこを我慢して下さい。登校刺激をされると、それが本人にとってストレスとなり逆効果になるからです。一番、大切な事は早く起立性調節障害の施療を受けて治す事です。

起立性調節障害 登校刺激

とにかく起立性調節障害を治そう

ではどうすれば起立性調節障害が治るのでしょうか? 治ってしまえば、もう登校刺激する必要もなくなります。ただ待っていたってダメです。適切な施療を受ける事が必要です。確かにこの病気は大人になれば自然と改善する子が多いです。では中学生が大人になるまで、学校にも行かずに、ただ待っていろと言うのでしょうか? 冗談じゃないですよね。それじゃあ、大事な大事な10代という青春が無駄に終わってしまいます。

自律神経の調整専門の施術

そこで遠藤自律神経研究所は起立性調節障害の不登校の子供が、早く学校に行けるように応援しています。当所は起立性調節障害の根本原因である、自律神経の調整専門なので、お任せ下さい。薬は使わない手技療法を行ってます。これで改善すれば、もう親御さんが登校刺激しなくても、自然と本人自らすすんで学校に行けるようになります。