起立性調節障害と秋・冬

起立性調節障害という病気は、秋から冬にかけて寒くなると症状が軽くなる傾向にあります。そして春から夏にかけて気温が上がると悪化するのです。なお例え、立ちくらみなどの症状が秋と冬に軽くなったとしても、冷え症の人は気を付けて下さい。起立性調節障害の人は冷え症の人が多いので、寒くなるとやはり余計に冷えてしまいます。

秋と冬に軽くなる理由

ではなぜ起立性調節障害は、秋から冬にかけて気温が下がると症状が軽くなるのでしょうか? それは寒くなると自律神経である交感神経が強く働くので、血管が収縮します。また心臓の拍動も早くなり血圧が上がります。すると血圧が上がらない事により症状が出る起立性調節障害の人にとっては好都合な状態になる訳です。それで秋から冬にかけて、立ちくらみ、朝起きれない、頭痛、勉強に集中できないなどの症状が軽くなるのです。

受験生にとってはチャンス

秋から冬にかけては、ちょうど受験生にとっては最後の追い込みの季節になります。だから起立性調節障害の症状がこの時期に軽くなるという事は、受験生にとってはラッキーです。例えば秋から冬にかけては、朝、いつもよりもスッキリと早く起きれるようになります。また午前中も、いつもよりは頭が働き集中力も出て来ます。それにより勉強もはかどる訳です。まさに起立性調節障害の学生にとっては、良いコンディションとなります。

起立性調節障害 秋 冬

しかし完治はしてません

いくら寒くなる秋や冬は、起立性調節障害の症状が軽くなるとは言っても、それだけで完治するという事はないようです。やはり完治を目指すならば、ちゃんとした治療を受けるべきでしょう。そして万全の体調で、受験会場に向かって欲しいと思います。そして見事、合格して下さい。

新年度を迎える前に治そう

秋や冬を過ぎて受験が終わったら、今度は卒業して新年度がスタートします。いよいよ初めての中・高・大学生としての生活が始まる訳です。だからそれまでに起立性調節障害を治してしまいましょう。そして好スタートを切って欲しいのです。それに秋と冬が終わり、温かい季節が来ると今度は症状が悪化してしまいます。だから尚更、悪化してしまう前に、起立性調節障害を治してしまいしょう。そのお手伝いを遠藤自律神経研究所の所長である私がさせて頂きます。