起立性調節障害と運動制限

起立性調節障害の人達は、激しい運動をし過ぎると具合いが悪くなる方が多いので、運動制限する必要がある場合があります。だからと言って、全く運動を禁止する訳ではありません。むしろ全く運動しないのは、かえって起立性調節障害を治す上ではマイナスになりますので、ある程度の運動は必要です。ここではどのような運動制限が必要かを説明します。

炎天下では運動制限する

起立性調節障害の人は夏の炎天下の中では、運動制限すべきです。つまり屋外での運動です。例えば野球、陸上、テニス、サッカーなどです。夕方ならだいぶ太陽が西に沈んでるので安心ですが、学校が休日の時に夏の午前中から、屋外で行う部活動は先生にお願いして休んだ方が良いです。と言うのは、起立性調節障害の人は暑過ぎると具合いが悪くなる事が多いからです。よって例え屋内で行うスポーツでも、暑過ぎる日は運動制限するか、休んだ方が良いでしょう。なお暑い日は必ずスポーツドリンクを小まめに飲んだ方が良いでしょう。

起立性調節障害 運動制限

立ち続ける事は注意

起立性調節障害の人は、ずっと立ち続けると具合いが悪くなりますので、ずっと立っていないといけないようなスポーツは、運動制限するべきです。そして時々、先生に頼んで座らせてもらった方が良いでしょう。つまり体育の授業や部活動、体育祭の時は、事前に先生にお願いしておいて下さい。このように起立性調節障害の人達は、時と場合によって運動制限する必要があります。

走る時は無理しないで

起立性調節障害の人達は、きつい運動すると動悸や息切れ、めまい、立ちくらみなどを起こして具合いが悪くなる事があります。だから100メートルを全速力で走る競争や、長距離マラソンなどは運動制限するべきです。決して無理しないで下さい。

おすすめの運動

起立性調節障害の人達は1日中、家でゴロゴロして良いという訳ではありません。適度な運動は必要なのです。特にお薦めなのが、ウォーキングや、かかと上げ運動、スクワット運動などです。つまり足の筋肉を鍛えると良いのです。足を動かすと全身の血流が良くなるのです。すると頭にも血液が行って、起立性調節障害による脳貧血のような症状が改善します。だから何でもかんでも運動制限すれば良いという訳ではなく、ある程度の適度な運動は必要なのです。

ところで遠藤自律神経研究所は、起立性調節障害の根本原因である自律神経の調整を専門としています。薬は使わない整体療法です。自律神経を改善させるので根本療法になります。当所で改善すれば、もう何でも運動が出来るようになりますので、心から応援致します。