起立性調節障害と青年期

起立性調節障害とは、まさに青年期に発症しやすい病気です。特に中学生に多いのです。さて中学生と言えば、知能・体力共に大きく伸びる時です。そして皆いっしょうけんめいに勉強して競争する時でもあります。そんな大切な10代の時に、起立性調節障害の為に学校に行けなくなったら、こんなに大きな損はございません。だから保護者の方はもちろん、学校の先生や、私のような治療家まで多くの大人たちは、子供の回復を願う訳です。

10代に発症しやすい理由

起立性調節障害はどうして思春期に発症しやすいのでしょうか? それは11~18歳頃になると、成長ホルモンや性ホルモンが大量に分泌される事により、自律神経が乱れやすくなるのです。と言うのもホルモンと自律神経は密接な関係にあるからです。だから青年期の時に、ホルモンの関係で自律神経が乱れやすくなり起立性調節障害を発症しやすくなるのです。他にも様々な自律神経系の症状を、この時期に発症しやすくなります。

起立性調節障害 思春期

発症の予防方法

青年期には起立性調節障害に限らず、自律神経系の症状を発症しやすくなります。では何か予防方法はないのでしょうか? それはあります。例えば夜更かしをしないことです。夜は遅くても0時までには寝るようにしましょう。中学生は高校受験で勉強が忙しいのは分かりますが、だからと言って無理して起立性調節障害を発症して不登校になったら元も子もありません。

それからとにかく起立性調節障害の原因はストレスなので、学生に溜まりがちなストレスに注意して下さい。例えば人間関係、いじめ問題、勉強や部活による疲労、睡眠不足による疲労、家庭内の問題などです。そうしたストレスが青年期の起立性調節障害を発症させるので、気を付けて下さい。

未来に向かう子供たちの為に

10代と言えば、誰もが1度は通る人生の若い時です。私も親御さん達も先生達にも、そうした時がありました。そして今という現実は、起立性調節障害の子供が、その青年期を迎えている訳です。中学生や高校生は、未来という自分の夢に向かって努力する時です。だから1日中、朝から家でゴロゴロしている訳にはいきません。それなのに起立性調節障害の子供は、大事な1日のスタートからエンジンがかからないので、起きれないのです。これじゃあ大事な青春が台無しです。だから遠藤自律神経研究所は、前途ある若い人達が自分の夢に向かって頑張れるように施療をとおして応援致します。頑張って下さい!!